ブックタイトルboard_catalogue_2016

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概要

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■OAフロア対応●NEWウッドペッカーオフィス■商品特性NEWウッドペッカーオフィスは特殊複合シートの表面に天然木突板を使用し、樹種が持つ特有の色や木目、節など、印刷技術では表現できない自然の風合いを活かした商品です。本商品は一般的なフローリング材と異なり、床材が傷んだ箇所だけを貼り替えることが可能な商品です。また耐水性、耐久性は十分考慮された商品ですが、天然木突板を使用しているため、過度の湿気、乾燥、高温が繰り返される過酷な場所では長い年月の使用で突板のひび割れや剥がれ、反りなどが発生する場合があります。また天然木の性質上、突板の伸縮による巾方向の上反りや端部の跳ね上がりを防止するため、床材全体を下に反らせる構造となっております。下地状況、施工方法、現場環境などにより、施工後も若干の下反りが残る場合がありますので施工の際には一般的なタイルカーペットや置敷きビニル床タイルとは異なることを充分ご理解いただいた上、以下の点にご注意いただきながら施工を行ってください。163■施工手順表面に天然木を使用しているため色や木目に特有の変化があります。施工前に仮並べをしてバランスをご確認していただくと仕上がりが更に美しくなります。また、材料の割り付けはなるべくカットせず、OAフロア上に施工する場合は、下地と床材の目地が重ならないように行ってください。① 現場環境●施工可能な室内温度は15℃~35℃になります。●冬季は温度が低下し床材の塩ビ層が硬くなり、下反りが強くなります。空調やヒーターで室内を充分暖め、床材をなじませてから施工をしてください。(注)室内温度が15℃未満での施工は行わないでください。② 使用接着剤●KSMボンド(3㎏缶.アクリル樹脂系エマルション形)●粘着剤塗布量目安:150g~160g/m2 約18m2/缶(吸水性、非吸水性下地共通)●オープンタイム:吸水性下地 約40分 非吸水性下地 約60分 ※吸水性下地:ベニヤ、モルタルなど 非吸水性下地:スチールなど●貼り付け可能時間:約12時間(粘着剤塗布後は当日中に施工を完了してください。)●接着工法の場合は弊社営業までご相談ください。③ 下地●本商品はベニヤ下地・モルタル下地・OAフロア下地に施工することができます。●OAフロア上に施工する場合、下地パネルの反りや段差があると床面が綺麗に仕上がらず、密着不良を起こす可能性もありますので施工前に必ず確認してください。●モルタル下地の場合、下地の含水率は8%以下にしてください。(注)置敷きタイプのOAフロアや床下空調の吹出用パネル、接着面積が極端に少ないパネルにはご使用になれません。(注)スチール製OAフロアは床材の継ぎ目部分に光が反射する場合があります。(注)速乾モルタルを使用している下地の場合、粘着剤の粘着力がでないためご使用は控えていただき、弊社営業までご相談ください。④ 施工方法●粘着剤を塗布する前にチリやホコリなどを除去してください。粘着力が低下する場合があります。●専用粘着剤(KSMボンド)を付属の専用クシ目コテで、くし目を立てながら床面に塗布してください。(注)ローラー刷毛での塗布は粘着剤の必要量が確保できないためご使用にならないでください。●OAフロア上に施工する際は、大量に粘着剤を撒くと、パネル目地から粘着剤が床下へ流れ落ち、内部配線やコネクタなどの故障原因となるため、少量を徐々に撒きながらひろげてください。●また、パネルの穴が多い下地など、床下へ粘着剤が流れ落ちる可能性がある場合は、直接粘着剤を撒かずにローラー刷毛などで粘着剤を徐々に移しながらクシ目を立ててください。●粘着剤表面が完全に無色透明に変化し、粘着力が充分出ていることを確認してから材料の敷き込みを行ってください。(注)床材と下地の粘着力が強くなるため、材料が剥がれにくくなります。配線工事については床仕上げの施工前に完了してください。万一、施工後に配線工事を行う箇所については、粘着剤を塗布せずに材料を仮置きしてください。●目地を詰めすぎず付属のスペーサーを使用して施工してください。(注)目地を詰め過ぎて施工をした場合、現場環境の変化により床材が伸び、突き上げが生じる場合があります。●貼り込みは一枚一枚端部から空気を追い出すように下反りを伸ばしながら敷き込み、貼り付け直後にクシ目をつぶすようにハンドローラーで押さえつけてください。●特に短手方向の端部は下反りぐせが残りやすく、浮きの原因になりやすいのでしっかりハンドローラーで押さえつけてください。(注)圧着が弱いと後の浮きの原因になります。(低温で施工したり、目地を詰めすぎたりした場合、使用開始後の温度変化によって突き上げが生じる場合があります。また、配線工事の際に取り外したタイルが入らなくなることがあります。)●壁際などに無理矢理押し込みますと浮きや突き上げの原因になりますので1~2㎜程度の隙間を設けてください。●施工終了前に床面全体を100ポンドローラーで加圧してください。●施工完了後、必要に応じて養生を行ってください。●材料を剥がす際は、先端の薄いヘラ状の道具を使用し、突き付け部に差し込んで徐々に力を加え持ち上げて剥がしてください。(注)一気に剥がすと表面単板を傷める可能性があります。  また、剥がれにくい場合は床材表面にキリなどを使用して剥がし、新しい材料とお取替えください。KSMボンドによる全面塗布例