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ウッドペッカーオフィス ウッドペッカーオフィス国産セレクト

ウッドペッカーオフィスは特殊複合シートの表面に天然木突板を使用し、樹種が持つ特有の色や木目、節など、印刷技術では表現できない自然の風合いを活かした商品です。
また天然木の性質上、突板の伸縮による巾方向の上反りや端部の跳ね上がりを防止するため、床材全体を下に反らせる構造となっております。
下地状況、施工方法、現場環境などにより、施工後も若干の下反りが残る場合や跳ね上がりが発生する場合がありますので施工の際には、一般的なタイルカーペットや置敷きビニル床タイルとは異なることを充分ご理解いただいた上、以下の点にご注意いただきながら施工を行ってください。
尚、下地がOAフロアではなく剥がす必要性のない場所(ベニヤ下地等)は接着工法での施工を行ってください。(天然木突板タイルの施工要領をご参照ください。)

 

施工前に

  • 製品の品番、数量に誤りが無いか、また損傷が無いかご確認ください。
  • 製品の保管には充分ご注意ください。雨ざらし、直射日光の当たる場所は避けてください。また、立てかけたりせず、室内の平滑な場所に保管してください。その際直接床面には置かないでください。
  • 製品に極端な不具合がありましたら、お手数をおかけいたしますが施工前にお買い求め店、または当社までお申し出ください。施工後のお申し出には応じかねます。
  • 室内温度は15℃~35℃での施工が標準になります。

 

下地条件

施工可能な下地は以下のとおりです。

  • OAフロア下地(モルタル製・スチール製・パーティクルボード製)
    ※下地パネルの反りや不陸及び、蓋の緩みがあると綺麗に仕上がらず、密着不良を起こす可能性があるので調整してください。
    ※スチール製OAフロアは床材の継ぎ目部分の下地パネルが光に反射する場合があります。
    ※置敷きタイプのOAフロアや接着面積が極端に少ないパネル、床下空調をご使用になるエリアにはご使用になれません。
  • ベニヤ下地の場合、ベニヤの含水率は14%以下にしてください。この場合、床鳴り、目違いがないように注意してください。
  • モルタル下地の場合、含水率が10%以下である事を確認してください。打設後、夏期で3週間、冬期で4週間が目安になります。乾燥が不充分な場合は接着不良や床材の反りの原因になります。
    ※速乾モルタルを使用している下地の場合は、弊社営業までご相談ください。
  • 施工面に粉ふきやホコリ、油・水分等がある場合には充分に除去、清掃してください。接着不良の原因となります。

 

使用接着剤

  • 専用粘着剤「KSMボンド」(3kg缶/アクリル樹脂系エマルション形)をご使用下さい。
  • 粘着剤は充分に撹拌してください。
  • 塗布量の目安は、150~160g/㎡(約18㎡/3kg)です。
  • オープンタイム、貼り付け可能時間は下記の通りです。
    ●オープンタイム:吸水性下地 約40分 非吸水性下地 約60分
     ※吸水性下地:ベニヤ、モルタルなど 非吸水性下地:スチール
    ●貼り付け可能時間:約12時間(粘着剤塗布後は当日中に施工完了してください。)

 

施工手順

  • 天然木を使用しているため、色や木目に特有の違いがあります。施工前に仮並べをして、色・柄のバランスをご確認していただくと仕上がりが更に美しくなります。
  • 万が一、床材表面に損傷や塗装の不良等がございましたら、お手数をおかけいたしますが施工前にお買い求め店、または当社までお申し出ください。施工後のお申し出には応じかねます。
  • OAフロア上に施工する場合、施工方法は乱貼りとして、材料の割付は下地と床材の目地が重ならないように行ってください。また、壁際に施工する場合、材料が長さ250㎜以下、巾75㎜以下になる場合には粘着面積が不足するため完全接着してください。(漏水探知機がある場合は充分注意してください。)
  • 下地確認後、粘着剤を専用クシ目コテで、下地全面にくし目を立てながら塗布してください。
    (注)ローラー刷毛での塗布は、粘着剤の必要量が確保できないためご使用にならないでください。

    KSMボンドによる全面塗布直後例
  • OAフロア上に施工する際は、大量に粘着剤を撒くと、パネルにあいた穴や、目地から粘着剤が床下へ流れ
    落ち、内部配線やコネクタなどの故障原因となるため、少量を徐々に撒きながらひろげてください。
  • 粘着剤が完全に無色透明に変化し、指触にて粘着力が充分出ていることを確認してから材料の敷き込みを行ってください。
    (注)配線工事については、床材と下地の粘着力が強くなり、材料が剥がれにくくなりますので床仕上げの施工前に完了してください。万が一、施工後に配線工事を行う箇所については、粘着剤を塗布せずに材料を仮置きしてください。
  • 目地を詰めすぎず付属のスペーサーを長手方向、短手方向のジョイント部に入れて施工してください。
  • 貼り込みは写真のように、一枚一枚端部から空気を追い出すように下反りぐせを伸ばしながら敷き込み、貼り付け直後にクシ目をつぶすようにハンドローラーで押さえつけてください。
  • 特に短手方向の端部は下反りぐせが残りやすく、浮きの原因になりやすいのでしっかりハンドローラーで圧着してください。
  • 壁際などに無理矢理押し込みますと浮きや突き上げの原因になりますので、1~2㎜程度の隙間をあけてください。
  • 貼り付け可能時間内に床面全体を100ポンドローラーで加圧してください。
  • 材料を剥がす際は、先端の薄いヘラ状の道具を使用し、突き付け部に差し込んで徐々に力を加え持ち上げて剥がしてください。
    (注)一気に剥がすと表面単板を傷める性があります。また、剥がれにくい場合は床材表面にキリなどを使用して剥がし、新しい材料とお取替えください。

 

養生

  • 施工後は傷や汚れ、紫外線による変色、石膏ボードの粉の入り込みなどから表面を守るため、隙間なく養生シート・養生ボードで養生してください。
  • 表面の木クズやホコリは充分に除去して、床面全体を覆い隠してください。露出している箇所がありますと、直射日光や紫外線等によって変色し、覆い隠している部分との色違いが生じます。
  • 養生には必ず弱粘性の床用養生テープを使用してください。
    (日東電工(株)No.395N同等品)
    塗膜・単板剥がれの原因になりますので、1週間以上のご使用は避けてください。止むを得ずそれ以上の期間使用する場合は、マスキングテープを貼りその上に養生テープを貼ってください。
  • 養生テープを剥がす際には、床材表面の塗膜を損傷する恐れがありますので、ゆっくりと剥がしてください。
  • 養生テープは粘着剤を使用しているため、テープの上に重量物を載せたり、繰り返し歩行した場合には、粘着力が強くなることがありますのでご注意ください。
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