幅広フローリングの魅力と選び方ガイド
近年、インテリアのトレンドとして注目を集めている「幅広フローリング」。
一般的なフローリングの幅が75mm〜120mmであるのに対し、150mm以上の幅広タイプを選ぶだけで、空間のグレード感は劇的に向上します。
本記事では、空間デザインの質を左右する幅広フローリングの魅力や、失敗しない選び方のポイントを解説します。
どこからが「幅広」?サイズ定義について
一般的には150mm以上のものを「幅広(ワイド)フローリング」と呼びます。
従来のスタンダードなフローリング幅は75mm〜120mmが主流ですが、近年では海外の住宅デザインの影響もあり、150mm前後のものが「新定番」として定着しつつあります。
さらに広い200mm〜300mmクラスになると、特注品や希少な輸入材としての取り扱いが多くなります。

無垢と複合の種類の違い
幅広フローリングを選ぶ際、素材の構造には大きく分けて「無垢」と「複合」の2種類があります。
「無垢フローリング」は、天然木をそのまま一枚の板に加工したもので、重厚感と経年変化が最大の魅力です。
一方、「複合フローリング」は、合板などの基材の表面に厚みのある天然木を貼り合わせたものです。
無垢に近い見た目の質感と、コストの低さを両立させている点が特徴です。

木目の美しさと迫力をダイレクトに味わえる
幅が広いため、途中で木目が途切れず、丸太から切り出したままのようなダイナミックな表情を楽しめます。
特にオークやウォールナットなどの銘木は、その価値を最大限に引き出します。

空間に「広がり」と「高級感」をもたらす
ゆったりとした幅の床材は、視覚的なゆとりを生み出します。限られたスペースであっても窮屈さを感じさせず、ホテルラウンジのようなラグジュアリーな雰囲気を演出できます。

和洋問わず、あらゆるテイストに馴染む
幅広の床材は、洋風のモダンな空間はもちろん、伝統的な和の空間や古民家リノベーションとも相性が抜群です。
木の存在感が強いため、意匠性の高い空間づくりに適しています。

一般的なフローリングより価格が高め
幅の広い木材は、樹齢を重ねた大木から採取することが多いため、希少価値が高く、一般的な幅のフローリングに比べてコストが上がる傾向にあります。
対策: 予算を抑える場合は、メインフロアなど「魅せたい場所」にのみ幅広を採用したり、薄単板タイプを選ぶことで、コストパフォーマンスを高めることができます。

小空間では使いづらい
極端に狭いスペースに超幅広(300mm〜)を使用すると、板が数枚しか入らず、逆にデザインバランスが悪くなることがあります。
対策: 広いスペースやホールには幅広を、狭い空間には標準幅を採用するなど、空間の広さに応じてサイズを使い分ける必要があります。

150mm幅
派手すぎず地味すぎない絶妙なバランスで、どんな空間にも自然に馴染みます。
スタンダードなサイズなので、種類も豊富で選びやすいのが特徴です。
180mm幅
150mmよりもさらに一回り大きく、しっかりとした主張を感じられるサイズです。
高級感が求められる、こだわり抜いたリノベーションや店舗デザインなどでよく選ばれています。
200mm幅~300mm幅
海外の邸宅やラグジュアリーホテル、商業施設などで人気の高いサイズです。
足元に重厚感が生まれ、インテリア雑誌に出てくるような、ゆったりとした本格的な空間づくりが可能になります。
450mm幅
市場にはほとんど出回らない、規格外の超幅広サイズです。
丸太の生命力をそのまま床にするような圧倒的な迫力があります。他とは被らない唯一無二の空間演出におすすめです。
オーク(ナラ)
古くから家具や床材として愛される広葉樹の王道である樹種です。
力強い木目が特徴で、幅広になることで美しい模様がより鮮明に現れます。
ウォールナット
世界三大銘木の一つに数えられる高級材です。深みのある落ち着いた色合いと、滑らかな木肌が特徴。
幅広タイプは、落ち着きのあるラウンジなどの空間に最適です。
チーク
チーク材は、その美しさと機能性から世界中で「木の宝石」とも呼ばれる最高級の広葉樹です。
経年変化によって飴色に深まる色艶が美しく、幅広材であればその優美なグラデーションを存分に楽しむことができます。
よくある質問
幅広フローリングを採用する際のメリットと注意点はありますか?
幅広フローリング(150mm以上など)は、木目がダイナミックで高級感を演出し、空間を広く見せる効果があります。一方で、原木の希少性が高いため標準幅よりも材料費が高くなる傾向にあります。具体的な費用については、施工業者様へのお見積りをおすすめいたします。
フローリングの一般的な幅と、選び方の基準を教えてください。
日本の住宅における標準的な幅は90mm~120mmですが、近年は意匠性を重視して幅広を選ぶケースも増えています。幅が広いほどモダンでゆったりとした印象になり、狭い(75mm以下など)ほど繊細でクラシカルな印象を与えます。空間のコンセプトや、他の建具とのバランスに合わせて選定することをおすすめします。
最近トレンドの幅広フローリングは、どのような空間に適していますか?
継ぎ目が少なく視覚的なノイズが減るため、広いリビングやホテルのロビー、開放的なオフィスなど、面積の広い空間で特に映えます。木の質感や風合いを強く感じられるため、「本物志向」のデザインを求める現場で採用されています。樹種によって表情が大きく異なるため、カットサンプル等でのご確認をお願いいたします。
床暖房に対応した幅広フローリングはありますか?
はい、多数取り扱っております。床暖非対応の商品を誤って使用するとトラブルの原因となりますので、必ずカタログ等の仕様欄をご確認の上、専用商品をご指定ください。用途に合わせた最適な商品選定については、弊社営業担当までご相談ください。
幅広フローリングは、店舗や施設など、土足で使用する場所にも採用できますか?
はい、採用可能です。ただし、住宅用とは異なり、基本的には表面単板の厚みが2mm以上のものになります。用途に合わせた最適な商品選定については、弊社営業担当までご相談ください。
材料費や施工費の見積もりが知りたいのですが。
当社はメーカーのため、製品の「設計価格(定価)」のご案内は可能ですが、実際の施工費を含めた最終的なお見積もりは、施工を担当される建築会社様や工務店様によって異なります。具体的な導入費用については、現在計画中の施工業者様を通じてご依頼いただけますようお願いいたします。

















